パートナーとの役割分担について

日本の男性が一日の中で家事に割く時間は、先進国の中でもかなり低い方です。そのため夫婦共に働いている家庭では、女性に家事負担が重くのしかかり、家事と仕事を両立するのが難しいという現状があります。

男女の帰宅時間に若干のズレがあったとしても、女性は帰ってきても家事・育児に追われており、心身共にかかる労力には大差ないはずです。しかし、多くの場合夕飯作りは女性に任されてしまう現状があります。

そういった不満が積み重なった結果、喧嘩になり、互いの間に決定的な亀裂が走ってしまうのは珍しくありません。
こうした男性はそもそも家事を行うスキルがないか、結婚後は女性が家の事をやるという価値観が染み付いているものです。前者であれば二人で練習して乗り越えて行く事ができますが、後者であれば話し合っても男性側を説得するのは難しいでしょう。

もし、説得してもどうしてもやってもらえない場合は、女性が仕事を抑えて自分の負担を軽減させるしかありません。またどのようにしても女性の不満が解消できない場合は、男性に専業主夫になってもらうと言う手も存在しています。
特にキャリアを積んでいる女性であれば、男性が家にいてくれた方が仕事に集中しやすいものです。

今の時代、「男だから」「女だから」といった考え方はどんどん薄れてきています。家事の負担に納得がいかないのであれば、互いの仕事の比重を変えてみるといいでしょう。理想的な在り方が見つかるかもしれません。